RBの角田裕毅は、F1マイアミGPの予選でQ3に進出し、日曜日の決勝レース10番グリットを手にした。角田は予選を振り返り、「かなり満足している」と語った。
角田は金曜日に行なわれたスプリント予選のSQ2で1アタックにかけた。しかしこのアタックがトラックリミット違反と判定されてタイム抹消。スプリントを15番グリッドからスタートすることになった。
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そのスプリントで角田は、周りの多くのマシンがミディアムタイヤを履いてスタートする中、ソフトタイヤを履くことを選択。そしてスタート直後の混乱を潜り抜けて10番手に上がると、その後はケビン・マグヌッセン(ハース)やルイス・ハミルトン(メルセデス)を追った。
前を行くふたりがバトルの中でワイドに膨らんだ一瞬の隙をついて、角田は一時8番手に浮上。ハミルトンに抜かれて9番手でのフィニッシュとなったが、フィニッシュ後にハミルトンにペナルティが科されたため、8位に繰り上がり。貴重な1ポイントを手にした。
またその後に行なわれた決勝向けの予選では、Q1、Q2を順調に突破。Q3に進出し、10番グリッドを手にした。
「昨日はすごく苦労しました。でも今日は全てをまとめることができて、Q3に進むことができたと思います。そういう意味でも、パフォーマンスにはかなり満足しています」
そう角田は予選後に語った。
「正直に言うと、あまり自慢できるようなラップではありませんでした。それでもQ3に進出することはできましたし、明日は良い結果を手にできると思います。だから、かなり満足しています」
チームの進歩にも、手応えを感じていると角田は語る。
「チームは毎レース、猛烈な勢いでプッシュし、アップグレードを投入してくれています。僕らが達成した全てのステップも、同様に非常に大きなモノであると思います」
「チームは、10番手付近を安定して走れるように、多くのサポートをしてくれているのは確かです。そして今日は、マシンのパフォーマンスに助けられたと感じています。チームにとても感謝しています」
「スプリントレースを見ると、明日のレースに向けても有望に見えます」
前戦中国GPでは大いに苦戦した角田。しかし今回のマイアミでは、FP1から大きな手応えを感じていたという。
「昨日のFP1から、既に自信を感じられていました」
そう角田は言う。
「中国は全然違っていたため、実際に何が起きていたのかまだ全く分かっていないんです。そして昨日のスプリント予選は、どちらかというと僕自身の問題でした。まとめ切ることができませんでしたからね」
「でも、僕らが調子を取り戻すことができた理由もいくつかあります。でも、とにかくFP1からペースがありました。その時点から自信を感じています」
Reported by Mandy Curi
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